For Beginner

初めての方へ

知っているようで知らない眼鏡“パーツ”の名前

自分にあったメガネが欲しいと思ったときに当たる壁。
「欲しいメガネのイメージはあるのに、希望をうまく伝えられない。」

 

そこで本記事では眼鏡のパーツの名称をご紹介します。
名前が分かるとメガネ選びが楽しくなるうえに、相談するスタッフとのコミュニケーションも大変スムーズになります。

まずはさらっと基本から

正面

フロントの枠のことを、フロントリムという方もいらっしゃいますね。
顔の真ん中にくるブリッジは、印象に大きく影響するため押さえておきたいキーワード。

横顔

智のつくりは、デザインとしての装飾性だけでなく、いかに丈夫で長く使うことができるかの品質に大きく関わります。

現代に受け継がれる意匠

つぎは少しステップアップ。
現代のスタンダードとなったビンテージ眼鏡のディティールを見てみましょう。
良い職人は当時から現代に至るまで、掛ける人の顔をイメージしながら眼鏡を作り上げたと言われています。
パーツひとつとっても、職人たちのより細やかな息づかいが感じられますよ。

ブリッジ・ノーズパッド

1:1920年当時、めがねに鼻当てはなく、載せて掛けるものだった。
サドルブリッジや一山と呼ばれ、鼻筋がすっきりときれいに見えるため、現代でも人気のあるスタイル。
2:今も用いられるクリングス付きパッド。
幅や角度の調整ができるため、掛け心地が良いうえ、掛けたときの美観も整う。
プラスチックの他、チタンなど、パッドの材質を変えるプチカスタムはお手軽で、メガネ初心者にもおすすめのカスタム。
3:固定式のパッド。クリングス式のように調整はできないが、調整なしでハマった時の装用感と高揚感はなんとも表現しがたい素晴らしさがあります。

蝶番

1:プラスチックフレームの上から蝶番をカシメる製法は、1940年代のフレンチビンテージに多く見られる。
2:太く重厚なテンプルを支える堅牢な9枚蝶番。
3:細部まで施された彫金模様。1920年代の職人がこぞって彫金装飾の腕を競ったような熱気を感じる。

テンプル

1:まっすぐに伸びるファットテンプルは、40年代のフレンチに多く見られる。
2:職人が手掛けた複雑な彫金も味わい深い。
3:芯金に彫られた模様は道具としての質感を高めてくれる。

リベット飾り

1:1950~1960年代のアメリカンビンテージと言えば、ダイヤ型などの立体的なリベット飾り。
2:フロントから3点のピンでカシメるタイプは、フレンチビンテージの伝統的な技法。
大きさや向きなど、ちょっとした違いで印象が変えることができるリベット飾り。

自分に合うメガネが見つかる

最近ではSNSや雑誌で、デザインやディティールへのこだわりについてのより手軽に触れることができるようになりました。まるでデザイナーから直接お話を聞いているような濃密な情報です。
そんな興味深い話なのに、つまずいてしまうのが『メガネ特有の専門用語』。
特にパーツの名称が分かると、話がスッと入ってくるので、今までよりも一層メガネ選びを楽しむことができます。

 

当店のブログでは展示会でデザイナーとお話したディティールへのこだわりなどをご紹介しています。
店頭で実際に手に取りながらスタッフに相談したり試着すると、より確実に自分に合うメガネを見つけることができます。

 

ぜひ楽しいメガネ選びにお役立てください。