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お店選びのポイント 

最近ではメガネ量販店やスリープライスのほか、通販や二次流通などで気軽に購入できるようになりました。そんな中、どこでメガネを購入するのがベストなのでしょうか。

 

専門店の店主という立場上、やや手前味噌に感じられるかもしれませんが、参考にしていただけると幸いです。

お店選びのポイント 

ご購入になられてからの1~3ヶ月は、ちょっとした事でご購入になられたショップへ行く事が多くなります。

 

・掛け心地を調整してもらいたい
・お手入れ方法をもう一度知りたい
・思うように遠近両用メガネが慣れない
・ノーズのカスタムをしたい
・ぶつけてしまって直してほしい などなど

 

ご近所で買われるに越したことはないのですが、ご自分の足りない知識と技術をキチンとサポートしてくれるショップでご購入頂きませんと、度数のない伊達メガネであっても不満や不安を抱えたまま結局使わなくなってしまいます。
特に、初めての度付メガネ、初めての遠近両用は、その後不便なく使えるようになるかはショップ次第で大きく異なります。
定期的にご自分で通える範囲でご自分に合ったショップでご購入する事をお勧めいたします。

通販や量販店との違い

最近では大手通販サイトや、量販店でメガネやサングラスを気軽に購入することが出来ます。
そんななかで、わざわざ当店のような専門店での購入をおすすめする理由をご説明します。

お客様の経験不足を補える販売スタッフがいるかどうか?

メガネは、人それぞれ異なるお顔立ちに合うように、様々なサイズのものが販売されています。
同じサイズ表記のものでも、細やかなデザインが大きな印象の違いを生み出します。
掛けたときは掛け心地に問題がないように感じても、購入後掛けていると頭が痛くなってしまったり、思いのほか目が小さく見えてしまったり、購入前のイメージと異なってしまう可能性があります。

 

例えばメガネ選び=顔型で選ぶという認識は全て間違いではないのですが、それだけで選んでしまうと、そもそも使い物にならない買い物になってしまう可能性もあります。
その都度、買い替えることが出来れば良いのですが、メガネは高価な上に、レンズも流用が効かないことも多く、中々そうはいきません。

 

メガネ難民という言葉が存在するほど、自分に合ったメガネ選びは容易ではありません。
メガネ選びの経験がないお客様の潜在的なニーズをくみ取って、最適と思われるメガネを提案できる販売スタッフがいるかどうか、初めてのメガネ選びでは非常に大きなポイントです。

メガネにはメンテナンスが必要 

本来、視力矯正用に作られているメガネは、細やかな調整が必要な個所も多く、使われている素材や構造に応じて、慎重にメンテナンスを行う必要があります。
度数がない方でも1年おきにメンテナンスにお越しいただくことで、快適に使えるようになります。
モデルや使い方にもよりますが、主だったところを挙げてみます。
・日常使用に伴う、フレームの歪み
・ネジの緩み
・金属部の緑青
・クリーニング、磨き
・サングラス用レンズの交換
・度数の変化 など

 

特に購入直後は、掛け心地を細やかに調整したくなることや、見え方に違和感がでることがございます。
適切な調整を施すだけで快適に使えるようになることがほとんどですが、フレームやレンズが同じ素材でもメーカーによって特性が異なるため、専門店以外ではメンテナンスが難しいようです。
近年、手軽にメガネが購入しやすくなった一方で、持込みでメンテナンスやレンズ交換をしてもらった際に、直すことができないような傷をつけられてしまったというにわかに信じがたいことご相談が増えていることは、私どもとしても大変悲しいことです。

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購入時にサイズ選びが必要

メガネには、掛ける人の目の間隔や度数、顔幅に合わせて、様々なサイズが用意されています。
ランニングシューズをイメージするとわかりやすいかもしれませんが、どんなに最先端の技術が搭載されたシューズだったとしても、サイズが大きかったり小さかったりしては、それを活かすことは出来ません。
メガネも直接肌にのせて使いますので、ひとりひとりに合ったサイズ選びが大事になります。

 

メガネの場合、サイズ展開があるモデルで3~6種類ほどのサイズが用意されています。
サイズ選びは顔の大きさだけで選べるものではなく、目の間隔や度数、経験や用途、フレームの素材や構造のほか、様々な要素を考慮する必要があり、商品知識はもちろん経験が必要な部分です。

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メガネは販売店で組み立てられます

家電や自動車などと大きく違う部分で、通常メガネはフレームと未加工のまん丸のレンズが合わさって初めてメガネとして機能します。そのためまん丸のレンズは購入店に届いてから加工・組み立てを行います。その購入店がどんな組み立て方をしているか、どんな技術を持っているか、どれだけこだわりをもっているかで、たとえ同じフレーム同じレンズでも全く違うクオリティになってしまうのです。

フィッティングが必要

お顔に合わせて、ノーズパッドの高さや角度、テンプルの曲がりを調整するのがフィッティングです。
特にメガネ初めての方はメガネに慣れていない分、違和感を覚える機会が多いため、しっかりと丁寧にフィッティングを行うことになります。人の顔は耳の高さが左右で違ったりすることもよくあり、左右で差があることがほとんどです。また慣れ以外でも、使用環境による歪みや形状変化を直し、その方にフィットした状態にしたほうが、快適にメガネをお使いいただけます。

度数設定(度数のフィッティング)は何よりも大事 

お客様の目の状況やライフスタイルに合う度数設定を行うために視力検査を行います。
視力検査には、高度な専門知識と経験・相談相手としての能力が問われます。
眼鏡はいかにフレームとレンズの品質が高くとも、度数設定が合っていなければ意味を為さないためです。

適切なレンズの提案と使い方レクチャー

検査とご相談を踏まえ、膨大な種類のレンズの中から適切なレンズをご案内いたします。
スタッフが専門知識を備えていてもわかりやすく説明しなかったことで、適切ではないレンズを選択してしまっているケースは少なくありません。
またメガネやレンズを新調した際に起こる違和感を、いかに最小限に抑えることができるかは、スタッフによる視線の使い方やメガネの掛け方のレクチャーによって大きく変わります。

 

「自分に合っているメガネ、掛け心地、見え心地」のどれかでもより良いものにしたい方、あるいはすべての要素を兼ね揃えたい方は、パーソナルフィッティングのご相談にぜひ一度お越しください。